看護大学へ進学する

 看護師としてのキャリアアップの一つ、看護師の進学とはどのようなものでしょうか。基本的に現場の知識が物を言うイメージがあり、いわゆる学校の授業というのがどれほど有用なのかと問われるとはっきり答えるのは難しいかもしれません。
 もちろん看護学校をはじめとする看護師に関わる学校では実習形式の授業もたくさんありますが、その一方で普通の授業もあります。実習とはっきり区別しているわけでもないと思いますが、そうして学ぶ知識は「看護学」と言います。もう学校での勉強は不要だ、と考える向きもあるかもしれませんが、これがなかなかバカにできないのです。
 専門学校卒から大卒、大卒から院卒、という単純な見かけ上のランクアップも当然価値あるものですが、ある程度現場での知識を身につけてからこのように改めて学びなおすことは、何よりも自分の看護師としての働き方を見つめなおすチャンスを与えてくれます。働き始める前だとどうしても看護師としての未来に期待する面が大きく、都合の悪い情報やそこまで興味の無い情報は聞いていても忘れてしまうものです。「あ、そういえばそんなことも習ったな」と思い出すことが重要で、以前はどうでも良いと思っていたことも改めて聞くとタメになったということも大いにあり得ます。学校での勉強ですから実際に働く訳ではありませんが、それでも働き方を考えるにあたり、非常に重要な資料となるかもしれません。
 また、先述の通り、単純に学歴面でランクアップができるというのも大きいです。現状、実際の能力よりも、学歴の方がダイレクトに給料に響いてくるようです。採用にも少なからず関わってきており、専門学校よりも大学卒の看護師の方が今では優勢だという意見もあれば、即戦力が求められているため、実践的な専門学校卒の方が現場では重用される、とする意見もあります。
 先のことを考えれば、より上へ行けるのは大学卒と言えるでしょう。しかし、専門学校で学んだ知識は現場で戦えるだけの知識ですから無駄にはなりません。まずは専門学校でしっかりと勉強し、現場での経験をいくらか積んだうえで自分の仕事を見直すように再び勉強する、というのが一番なのかもしれません。しかしこれはこれで現実的とは言い難いため、はじめから大学を見据えて勉強をするのも手段の一つかもしれません。次からは、大学に比べるとやや知名度の落ちる、それでいて専門性はさらに高まりそうな大学院について考察してみようと思います。

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